プリント作業が早くなるシルク製版の作り方

今回は、オリジナルデザインをシルクスクリーン印刷でプリントする時に、楽に早くプリント作業が出来る『シルクスクリーン製版の作り方』をご紹介します。

押さえておくべきは、下記の2つのポイントです。

 

ポイント1 ボディーにプリントする位置を決める

ボディーにデザインをプリンターなどで印刷した物を乗せて、仕上がりイメージを決めます。
仕上がりイメージが決定したら、Tシャツの場合襟ぐりや脇部分から何cmかものさしで測ります。

回転台にシルクスクリーン製版を固定する場合、プリントする位置とデザインの製版の位置が一致している
シルクスクリーン製版を使用すると時間の短縮にも繋がります。

 

ポイント2 デザインにセンター位置をつける

ボディーに印刷する時に、中心合わせが上手くいかない事があります。
前身ごろに大きなデザインを印刷する際に、正確なセンター位置に印刷が出来ないと仕上がりがよくありません。多色デザインの場合でも、中心線が入っていないと型合わせが悪くカブセがずれ、地色が印刷面に出てしまいます。

中心合わせを素早く出来るシルクスクリーン製版を作成するには、製版会社にデザインを入稿する時に、中心線を書き込みます。中心線を書き込む最適な場所はデザインから5cm程離れた場所に、+マークを入れます。
この中心線は細すぎると、見えにくいことがあり型合わせに時間がかかるので太い方が良いです。
第一製型ではボディーの印刷位置に合わせた、シルクスクリーン製版を製造します。
デザイン入稿する際に印刷するボディーの種類と印刷位置をご指定ください。

 

作業効率を上げるには適正な製版作成から

1枚から10枚までの少数枚のボディーを印刷する場合や、プリント位置をすべて違う場所に印刷を行う際には、あまり必要がありません。

指定の場所や20枚以上の大量枚数の場合、中心線を入れておくと作業の効率性を上げることができます。

中心線の書き込みとプリント位置指定があるシルクスクリーン製版を作業台に固定すると、ボディーの位置合わせが簡単に短時間で設定できます。

上記2つのポイントを参考にして、作業効率の良いシルクスクリーン製版を作成しましょう。